結婚式での親族の服装マナー&おすすめカラー別コーディネートのコツ
ご結婚、おめでとうございます。
身内の晴れの日、感慨深いですね。色々な思い出が思い起こされ特別な1日になるかと思います。
しかし、これまで友人や同僚として結婚式には参列した機会はあっても、親族としての結婚式となると服装選びが気になりますね。
選び方のポイントやマナーを踏まえご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくだい。
親族として出席する結婚式でのマナー
おもてなしをする側、ホストとしての意識を持つのが大切
服装はドレスコードが正礼装のフォーマルで揃え、品の良い立ち居振る舞いでゲストの皆様をお迎えしましょう。
親族として結婚式に参列する場合、呼ばれる側ではなくおもてなしをする立場側となります。
また、両家の親族紹介や親族集合写真等もあり、初のお顔合わせの場となることが想定されるので、会場がカジュアルな雰囲気でも格式ばった服装を選ぶのがベストです。
フォーマル(正礼装)とは
ドレスコードのなかで一番格の高い服装です。
昼間と夜とで選ぶ服が変わります。
色は黒が一番格が高く、肌の露出の少ない、光沢のない無地の服装がフォーマルの基本となります。
両家の服装の格を揃える
当日両家は横並びになるシーンもあり、両家の格が揃っていないとゲストも困惑してしまいます。
和装、洋装を一緒にしなくても構いませんが、家がフォーマルの格で揃えられるよう事前に相談しておきましょう。
華やかさよりも上品さを意識する
親族はホストとしての立ち居振る舞いが求められます。
華やかさよりも品の良さで華を添えましょう。
フォーマルは一見地味にまとまりやすいので、生地の良さやシルエットを意識するのがポイントです。
また、小物使いやヘアスタイルなどで顔まわりを明るくし、お祝いの気持ちを表現するといいでしょう。
立場別服装の選び方
親として参列する場合
◆父親:洋装の場合、昼間の式ならモーニングスーツ、夜の式なら燕尾服かタキシードがフォーマルとなります。
和装の場合は黒の五つ紋付き羽織袴。
お父様の服装は、新郎新婦の衣装を取り扱っている店舗や呉服店でのレンタルが主流です。
洋装は町の紳士服でもレンタルの取り扱いがあります。
モーニングスーツはネクタイのデザインが選べる場合が多く、お父様らしい雰囲気のアイテムを選べるのも良いですね。
◆母親:洋装の場合、昼間の式ならアフタヌーンドレス、夜の式ならイブニングドレスがフォーマルとなります。
和装の場合、黒留袖(背中、両胸、両袖に五つの家紋が入ったもの)
アフタヌーンドレスは、ロング丈のスカートに七部袖や長袖など肌の露出を抑えた無地のドレスをさします。
ジャケットを羽織ったスタイルが最近の主流となっています。
アクセサリーはパールなど光らないアイテムで揃えましょう。
イブニングドレスはデコルテを出すスタイルに、アクセサリーは光るアイテムで揃えるのが正式ですが、
肌の露出が気になる場合はどこまでフォーマルに沿わせるか両家で相談し揃えれば問題ありません。
兄弟・姉妹として参列する場合
親族として初めてお相手のご家族とご挨拶をする場合もあります。
両親と格を合わせるかもしくは、格を一つ下げた準礼装のセミフォーマルを選びましょう。
◆兄弟:洋装の場合、礼服・ブラックスーツ、もしくはダークグレーやダークネイビーも可。
和装の場合、三つ紋付羽織袴やグレーや紺などの紋付羽織袴。
ビジネス用のスーツよりも華やかさを出すため、ポケットチーフやネクタイでお祝いを演出しましょう。
親族として参列する場合、カラーネクタイよりもシルバー系が品の良い印象です。
またスーツはベストを合わせたスリーピーススーツもおすすめです。
◆姉妹:洋装の場合、昼間の式ならフォーマルワンピース・ツーピースドレス、夜の式ならカクテルドレスが
準礼装のセミフォーマルとなります。
和装の場合、未婚女性では振袖、既婚女性では黒留袖、年齢に合わせて若い場合は色留袖も可。
ドレスは肌の露出を控えたもので、スカート丈も膝下かふくらはぎ丈くらいのものがフォーマルワンピースとなります。
カクテルドレスはミディ丈のワンピースをさします。
友人として参列する場合と違い、明るめのカラーよりもブラックやネイビー、グリーンカラーが上品な印象となりおすすめです。
地味にならないよう、バッグや靴、アクセサリーで華やかさを出しましょう。
昼間はパールやビジューなど光らないアクセサリーを、夜は光るクリスタルのアクセサリーがセミフォーマルのマナーです。
祖父・祖母として参列する場合
基本は親の格と合わせて正礼装、もしくは準礼装でも可です。
ご高齢でかっちりした礼服で疲れやすい場合は、締め付けのないきれいめの服装でも構いません。
◆祖父:洋装の場合、礼服・ブラックスーツ、きれいめのスーツなどでも可。
和装の場合、五つ紋または三つ紋付羽織袴。
◆祖母:洋装の場合、フォーマルワンピース、きれいめのパンツスーツなども可。
和装の場合、五つ紋または三つ紋の黒留袖。
体調を優先し、無理のない範囲で服装を整えるのがおすすめです。
おじ・おばとして参列する場合
格は親よりも下げた準礼装が一般的です。
◆おじ:洋装の場合、ブラックスーツもしくはディレクタースーツ。
和装の場合、三つ紋付羽織袴・グレーや紺など紋付羽織袴。
◆おば:洋装の場合、フォーマルドレスやセレモニースーツ。
和装の場合、三つ紋の色留袖か訪問着。
控えめながらも、品の良い立ち居振る舞いが求められます。
おすすめカラー別フォーマルドレスコーディネートのコツ
フォーマルドレスを品良く魅せる、コーディネートのコツをカラー別にご紹介します
◆フォーマルドレスは膝下からふくらはぎ丈のスカートに、袖は七部丈か長袖の光沢のない無地のドレスを指します。
◆親族として参列する場合、色はブラック、ダークネービー、グリーンなど落ち着いた色がおすすめですが、一見地味になりやすい色でもあります。
コツを抑えて品の良いコーディネートを目指しましょう。
ブラックドレスは質感にこだわる
◆ブラックは一番格上の色となりますが、全身真っ黒は喪を連想させるためNGコーディネートとなります。
ドレスは生地が上質なもの、レースやビジューなどをあしらったものなどで立体感のあるものを選ぶのがポイントです。
ジャケットやショールを明るい色にして差し色にするのもおすすめです。
また、ストッキングも黒はNGですので肌色を着用しましょう。
ダークネイビーはシルバー系の小物と合わせる
◆ネイビーカラーは優雅な上品さが演出でき、好印象カラーのため人気です。
ネイビーのドレスにコーディネートするなら、寒色系と相性の良いシルバー系の小物がおすすめです。
白よりも艶があるため、華やかさがありつつもロイヤルな雰囲気を醸し出します。
おしゃれにみせるならグリーン
◆親族だけど、おしゃれに見せたい!そんな場合は、グリーンのドレスは落ち着きながらも暗くなりがちな親族席に華を添えることができ、おすすめです。
袖がレースになっているものはクラシカルな雰囲気で素敵な装いです。
◆合わせる小物は、秋冬には黒で引き締める、春夏はベージュやゴールド系と合わせて優しくまとめると季節感も演出できおすすめです。